
この間電話をしていたら、プツプツ電波が途切れだして、最後には切れちゃったんですよね。
切れる前に相手が”I’m losing you.”って言ってたんですが、”lose”って、あの「仕事がなくなった」とかいうときに使うloseですか?

そうそう、その”lose”ですよ。
でも、そのシチュエーションでは「~を失う」という意味ではないんです!
“lose”と聞くと、「鍵をなくす」や「仕事をなくす」といった「~を失う」という意味や、winの反対語としての「~に負ける」という意味を覚えてる方も多いかもしれませんね。
ですが、実はこの”lose”は、さまざまな文脈で汎用的に使えるとっても便利な動詞なんです!
今回のレッスンでは、そんな”lose”を今までとは異なるシーンで使いこなせるようにお手伝いしていきます!
“lose”をもっと使いこなして、さらに一歩、英語の世界を広げていきましょう!
“I’m losing you”ってどういう意味?
では、早速ですが、まずは、みなさんの英語の意識を高めるために、
“I’m losing you”の意味を状況から推測してみましょう!


直訳すると「わたしはあなたを失っている、失いつつある」ですよね…

そうですね。そして、そう言われた状況は、「通話中に電波が届かなくなって、会話が途切れ途切れになってしまっている」という感じでしたよね?
直訳:「わたしはあなたを失いつつある」
↓
状況:「通話中に電波が届かなくなって、会話が途切れ途切れになってしまっている」
↓
電話で『相手を失っている』ということは…?

あっ!
電話中なので『聞こえない』っていうことですか?!

Bingo!!
みーなちゃん、大正解です!
みなさんも上手に推測できましたか?
こんな風にイメージを膨らませて解釈の幅を広げる練習をするのも、英語を自由に操るためのとってもよい訓練になりますよ!
“I’m losing you”は、このような状況だけでなく、使われるシーンに応じてさまざまなニュアンスに変化していくんです。
ここからは、シーン別の具体例をご紹介していきますね!
物理的な距離が離れる場合(電話や接続の問題)
まず、1つ目は「物理的な距離が離れている場合」に使える”I’m losing you”。
先程のみーなちゃんの例のように、「電話中に相手の声がよく聞こえない」というときなどに使います。
このフレーズは、オンラインミーティングでもよく使われますので、覚えておくと便利ですよ!

- ニュアンス:「音声が途切れている」「通信が悪くて聞こえない」
- 使えるシーン: 電話やオンラインミーティングなどで、通信状態が悪く、相手の声や映像が途切れるとき
物理的な距離が離れる場合の例文
- I’m losing you. Could you repeat that?
「よく聞こえません。もう一度言ってもらえますか?」 - I’m losing you on the phone. The signal is weak.
「電話が途切れがちです。電波が弱いみたいですね。」 - Hello? I’m losing you. Can you move to somewhere with better reception?
「もしもし?声が途切れていますね。電波のいいところに移動できますか?」 - The connection is bad. I’m losing you. Let me call you back.
「接続状態が悪いですね。声が聞き取りにくいです。かけ直させてください。」

“I’m losing you”と一緒に、
- 「電波が弱い」The signal is weak.
- 「電波の良いところに移動する」move to somewhere with better reception
- 「かけなおす」call you back
といった表現も併せて覚えておくと、相手とのやり取りがスムーズになって便利ですね!

このフレーズは、上司や顧客とのコミュニケーションといったフォーマルなビジネスシーンではカジュアルに響く場合がありますので、
- I’m having trouble hearing you.
- The connection seems to be breaking up.
- Could you please repeat that? The connection isn’t very clear.
といったフレーズを使う方がおすすめです。
同僚との会話やカジュアルな社風の職場では、ぜひ”I’m losing you”を活用してくださいね!
この状況で”I’m losing you”と相手に伝えるメリット

このフレーズを使うことで、突然通話が切れてしまう前に、事前に状況を説明することができ、相手への配慮を示せますよ。
また、相手に通信状態が悪いことを知らせることで、場所を移動するなどの対策を取ったり、別の手段でコミュニケーションを取ることも提案しやすくなりますよね!

簡単なフレーズで状況を適切に伝えられてるなんて、とっても便利ですね!
情報や集中力が失われる場合
次に、「情報や集中力が失われる場合」に使える”I’m losing you”。
相手の言っている内容がよく理解できないときや、何かの作業中に集中力が途切れたときに使うことができます。

- ニュアンス:「話が分からなくなってきた」「集中力が切れてきた」
- 使えるシーン:
- 相手の説明についていけず、理解が追いつかないとき
- 何か作業中に集中力が途切れ、思考がまとまらなくなっているとき
情報や集中力が失われる場合の例文
- I’m losing you. This is getting too complicated.
「話が複雑になってきて、ついていけません。」 - Sorry, I’m losing you here. Could you explain that part again?
「すみません、そこがよく分かりません。もう一度その部分を説明していただけますか?」 - I had a long day and I’m losing you. Can we continue this discussion tomorrow?
「長い一日で疲れて、あなたの話に集中できなくなってきました。この議論は明日続きをしませんか?」 - Could you slow down? I’m losing you. Let me take notes.
「ゆっくり話してもらえませんか?理解が追いつかなくなってきました。メモを取らせてください。」
この状況で”I’m losing you”と相手に伝えるメリット

“I’m losing you.”と一言添えるだけで、相手の意図を誤解したまま話を進めることを防ぎ、相手からより詳しい説明を求めやすくなります。
そうすることで、自分自身の理解も深まり、より正確な情報を把握することができますね。
相手とのもっとスムーズなコミュニケーションにつながりますよ!

“I’m losing you”を使って、相手に自分の状況をわかってもらうことも、コミュニケーションの上では大切ですよね!
感情的な距離が生まれている場合
最後に、「感情的な距離が生まれている場合」に使える”I’m losing you”。
このフレーズを使うと、主に人間関係において、相手との関係性が疎遠になっていく様子を表現することもできるんです!
感情的な文脈で使う場合は、親密な関係性がある相手に対して使うことが多いですよ。

- ニュアンス:「あなたと距離が開いている」「あなたを失いそう」
- 使えるシーン
- 恋愛関係: 片思いの相手から遠ざかっていくと感じているときや恋人との関係がうまくいかず、別れが近いと感じているとき
- 友情:親友との関係がギクシャクしたり、疎遠になってきたと感じているとき
- 家族関係: 家族とのコミュニケーションが減ったり、意見が対立して関係が悪化していると感じているとき
感情的な距離が生まれている場合の例文
- I feel like I’m losing you. We don’t talk as much anymore.
「きみと距離が開いていくように感じるよ。もう以前のように話さなくなったよね。」 - Ever since you started that new job, I feel like I’m losing you.
あなたが新しい仕事を始めてから、あなたとの距離が開いていくように感じるわ。」 - Our conversations are becoming shorter – I’m losing you, and it scares me.
「会話が短くなってきたわよね – あなたが遠くなっていく気がして怖いの。」 - Even though we live together, I feel like I’m losing you to your phone.
「一緒に住んでいるけど、スマートフォンにあなたを奪われている気がするんだよね。」
この状況で”I’m losing you”と相手に伝えるメリット

うぅ…
なんだか悲しげな状況が多いですね…

そうですよね。
ですが、このフレーズを使うことで、相手に自分の気持ちを理解してもらい、関係を改善するための第一歩となるかもしれませんよ!
“I’m losing you”のさまざまな使い方まとめ

“I’m losing you”は、人間関係だけでなく、物理的な距離、情報、集中力といったさまざまな文脈で使えるとても汎用性の高い表現です。
状況に応じて適切な訳し方やニュアンスが変化するため、文脈をしっかりと把握することが重要ですよ!


